「バーテンダースクールFIZZ」バーテンダーとバー開業&バー経営講座
バーテンダーは、ウンチクを語るべきか
バーでは、さまざまなウンチクが語られる場合がありますね。
お酒にまつわ る話は、星の数ほどあります。
こうしたウンチクを、バーテンダーは、語るべきか?
結論からお話すると、私の場合は、ほとんど、うんちくを語らない店主です。
バーのコンセプトによって、変わってくると思いますが、基本は、お客様に 尋ねられた時に、何でも応えられるだけの知識・技術を磨いておけばいいだけ !と、私は、思っています。
ことさらに、こちらから、語るべきではない!というのが、私なりのポリシーです。
そして、お客様同士で、うんちくを語りあっていらっしゃる場合、できる限 り、その輪には、入りません。
なぜなら・・・・・ せっかく、得意満面で、悦に入っていらっしゃる方の気分を、損ねてしまう恐れ があるからです。
お客様は、プロのバーテンダーではありません。知りえたうんちくも、しょせん、本やネッ トの知識。到底、プロのものに及ぶわけもありません。
そこで、私が、真実だからと話せば、面目を失う方も多くなります。そういう 時は、私は、話題に入らないようにするか、別の話題になるように、話題をコ ントロールするか、どちらかになります。
ただ、最近は、カクテル作りも、スタッフにまかせていますので、お客様によっては、カクテルを作れない店主!と、みられている場合も多いようです。それは、それで、一向に構わない私です。
そのバーの本来の目的は?
自分の店は、お客様にとって、どういうポジションでありたい?
こういう質問をすれば、自ずと、理解できると思います。ここで、お酒やカクテルの知識・技術を、お客様に講義する店!という回答が出てきたお店のみ、ウンチクを語ればいいのです。でも、そんなお店で、飲みたい人は、少数派でしょうね。
もちろん、お店によって、コンセプトが違うのは当たり前ですし、こうあるべき!というものではありません。ウンチクを聞くのが楽しみなお客様もあります。
私と同じ考え方で、バーを経営する必要など、ありません。
全ては、自分の生き方やポリシーを確立したうえで、行って頂きたい事です。
では、また・・・・。