「バーテンダースクールFIZZ」バーテンダーとバー開業&バー経営講座
「カクテルを創り出さない行為」が意味を持つ場合とは?
現在、本当に、さまざまなリキュールが誕生し、実に恵まれた環境にありま す。特に、ここ数年、そのまま召し上がれるリキュールも、どんどん増えてきまし た。
バーテンダーも、必要ないのでは?というリキュールも、数多くあります。もちろん、 カクテルを作るだけが、バーテンダーの仕事ではありませんので、 バーテンダーの職業がなくなるということでは、ありません。
それでも、カクテルを作る側から見ると、本当に、リキュールの種類が豊富になり、創造性を働かせると、さまざまなカクテルのアイデアが生まれてきます。
最近は、カクテルを作る作業は、スタッフに完全にまかせ、全く違う分野のビジネスにも、力を入れているので、私も、カクテルの創作をする時間が、ほとんどありません。
ですが、これほど恵まれた環境が整うと、努力しなくても美味しいものがあるから・・・ そんな理由で、創作をしなくなるバーテンダーも多いのでは??
カクテルを創りだす作業は、ある意味、芸術的なところがあります。もちろん、私は、経営を考えますので、ことさらに、時間がかかり芸を極めたような作品を、どんどん創りだそうとは考えないタイプです。
しかし、そういった事をする事ができる能力は持っています。
つまり、 知識・技術を持っていて、いつでも作れる能力をもっていながら、経営を考えて、お客様目線のカクテルを創りだすことを優先するという事です。
こうした意味を理解していて、カクテルの創作レベルや創作の個数を考えているのであれば問題ありません。
ただ、何の能力も磨かずに、現在発売されている流行りのリキュールで、メー カー推奨のカクテルを提供しているだけだとしたら、 その先の結果は・・・
・・わかりますよね。
私の場合は、絶品のカクテルが作れるのに、作れません!と、お客様に、頭を下げていた時代があります。私の、バーテンダーデビューの話を、記事でご覧頂いた方は、なぜ、そのような事をしていたか?、ご存知ですよね。
こうした、意味のある「カクテルを作らない、創り出さない行為」と、 「何の意味もなく、能力を磨いていない行為」の差に、気付かない人が大半です。
さて、初めて、ご覧頂いた方には、よくわからなかった記事かもしれませんが、 他の記事を、ご覧頂くためにも、このテーマ、今回は、このぐらいで、わざと 、中途半端に、終わります(笑)
では、また・・・・・